
Mission about 里山環境保全研究会
日向の「水・土・命」を未来へ繋ぐ:里山保全の実践と研究
現在、伊勢原市日向の里山地域は、各集落の水路清掃や農家さんを中心とした昔ながらの地域自治活動によって、美しい景観が守られています。
私たち「里山環境保全研究会」は、この歴史ある環境を未来に繋ぐため、子どもたちと共に継続的な生態系・水質調査を実施。里地里山保全を身近に感じ、関心を持つきっかけを地域に広げながら、以下の4つのテーマを柱に科学的かつ実践的なアプローチを行っています。
1. 「水脈」と「水質」の科学的アプローチ
【日向川の「清流」を守り、次世代へ育む】
私たちは、論文『神奈川県伊勢原市における地下水および河川の長期水質変動(日本土壌肥料学雑誌, 2013)』のデータを指針の一つとしています。
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良好な水質の維持:日向川周辺は、他河川に比べ「硝酸態窒素」や「COD(化学的酸素要求量)」が極めて低く保たれており、これは先人が山と水を大切にしてきた証です。私たちはこの清流を守るため、以下のケアを行います。
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子どもたちとの定点観測:水質や濁度の継続的な調査を行い、客観的なデータを蓄積・公開します。
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源流からの保水力ケア:大雨時の土砂流出を防ぐため、点穴・間伐を施し、アラカシやモミの植樹による「緑のダム」機能を再生します。
2. 「境界線」の再構築と野生動物との共生
【地形を深く観察し、人と野生動物の心地よい距離を描き直す】
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緩衝帯(バッファゾーン)の整備:耕作放棄地の適切な管理と植生回復により、獣の農地への侵入を自然な形で抑制します。
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山の感性と学び:風の抜け方や雨の流れ、石の配置から川の歴史を読み解き、自然の「流れ」の本質を体感的に学びます。
3. 「風景」の保全と未利用資源の利活用
【固有の景観を守り、地域の誇りと持続可能な循環を生む】
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景観の創出:定期的な草刈りにより、四季折々の花が咲く農道を整備し、伊勢原の美しい観光資源づくりに寄与します。
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自然資源の価値化:クズ、桑、アケビ、藤など、山に眠る「未利用植物」を加工品や暮らしの道具として見直し、自然派の方々に向けた地域循環型の仕組み(ライフスタイル)を提案します。
4. 環境保全型農法の研究と実践
【生態系を豊かにする農地管理と、食の安心を足元から】
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田んぼの再生:昔ながらの田んぼの姿を取り戻し、多様な生き物が息づく豊かな農地を体感・研究します。
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無農薬・無施肥栽培:論文でも指摘された過剰な負荷をかけない持続可能な農法を実践。耕作放棄地を農地として蘇らせることで、獣害を減らし、地域の食料自給率向上と多角的な土地管理を担います。
2025年5月
2025年2月
2024年12月
2024年6月
2024年4月
2024年2月
2024年1月
*随時更新
2025年5月10日伊勢原市「環境展」に参加。
年間の活動を展示、クイズラリーなどでご参加の方々に説明したり交流することが出来た。
2025年2月1日「食料と農業の危機と希望」鈴木宣弘氏の講演会を開催。
生産から消費まで「運命共同体」として地域循環的に農と食を支えるローカル自治圏。
1つの核は学校給食の地域公共調達。農家と住民一体化で耕作放棄地は皆で分担して耕す。
命縮める輸入品は国産より高い。消費者も流通・加工も今すぐ国産に。輸入途絶と消費者の潮流から有機・自然栽培の方向性を視野に。
2024年12月7日環境保全型農法研究成果報告(2023年~2024年度)
伊勢原市中央公民館にて実施。
~日向・藤野地区圃場の実践から~
2023年から2年間にわたり、伊勢原市日向地区で行ってきた実践報告。
・昔ながらの苗代での育苗 ・冬期灌水による生物多様性の可能性 ・手作業による代掻きから学んだこと ・手植えによる田植えの際の工夫 ・田んぼの水平性と初期成育の違い ・株間について ・品種の違い ・手作業から見えた籾摺り機の必要性 など
2024年6月25日新規の若い農業者、特に有機農業を始めたい人にとっての課題は? 農業振興課と意見交換(新規就農の方の参考になるため掲載リンク)
2024年4月29日高速道路植樹帯の視察
伊勢原市内で進んでいる新東名高速道路の建設。便利になる一方、市内の緑地(田畑、森林など)の減少や大気汚染が進むことが危惧されます。エコネットで、高速道路の路側帯などの緑化、特に大気汚染に対して効果がある樹種の植樹を提案し、毎年、中日本㈱の職員の方から説明を受け、現場での確認(視察)を実施しています。
2024年2 月 23 日 講師:印鑰智哉氏(OK シードプロジェクト事務局長)による講演会
親子参加可能ということで保育スタッフ対応。
2024年1月24日「市長室サロントーク」で、市長と面談。
テーマは、農業の振興(特に有機農業)のための現状、課題、今後について。また有機農産物を給食の食材に取り入れる提案等でした。
2026年1月
2026年1月14日伊勢原の自然と環境を守る会にて、
環境保全型農法研究成果(2025年度)について、状況報告。
また報告会の時期を検討。
2026年2月
2026年3月
2026年2月28日たねと水を守る会にて、
農についての勉強会・交流会にて発表、状況報告。
2026年3月22日いせはら環境ネットワークにて
一般社団法人いせはら里山環境WORKSの新規加入についての発表、状況報告会。
里山環境保全研究会 代表挨拶
伊勢原の清流と実りを、100年先の子どもたちへ
私は、地元・伊勢原の美しい景色の中で育ちました。
子どものころから見上げてきた山々、流れる川、受け継がれてきた伝統文化。
そのかけがえのない宝物を、次の世代の子どもたちへ手渡していきたい。それが私の活動の原点です。
山や田畑、自然と深く関わる中で、私はずっと三つの願いを抱いてきました。
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「水を綺麗にしたい」
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「里山を守りたい」
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「子どもたちに、安心で安全な食べ物を届けたい」
自然には、自ら再生しようとする素晴らしい力があります。
私たちは、これまで学んできた自然再生の知見を活かし、生き物の多様性を守りながら、持続可能な形で食を支える仕組みを整えていきます。
単に「守る」だけでなく、地域と連携し、より豊かで健やかな「循環」を伊勢原に創り出すこと。
それが、私たちができる最大の地域貢献であり、未来への贈り物だと信じています。
伊勢原の自然が、子どもたちにとっての誇りであり、安心できる心の拠り所となるように。
私たちは、一歩ずつ、大地と共に歩んでまいります。
